前走1着馬をデータ的に狙い撃ちして買いどきを見つけるのは結構難しいって話

競馬_理論

前走1着馬の成績

結論的には自分の場合前走1着馬を買わない方針にしていますが、経緯とか説明してきます。

まず、前走1着馬を次走ベタ買いした場合の単勝回収率は以下のとおり(過去3年くらいのデータ)。

単勝回収率:83.3%

これはそんなに悪くない数字です。むしろスタートの数字としてはいい方ですね。

ここから色々なデータの絞り込みを行っていけば回収率100%を超えることも実際可能です。

ただし・・・

 

前走タイムランクとの関係性

論理で考えると、前走のレースレベルが高いほど比例して回収率も伸びると思いますがそうではないというのが次のデータ。

前走1着時のタイムランク(A,B,C,D,E,SL,測定不能)と成績の関係性を調べてみた。

タイムランクA:単勝回収率86.2%
タイムランクB:単勝回収率82.6%
タイムランクC:単勝回収率83.9%
タイムランクD:単勝回収率93.8%
タイムランクE:単勝回収率53.4%
タイムランクSL:単勝回収率111.2%
タイムランク測定不能:単勝回収率85.3%

一般的に考えるとタイムランクが上がるにしたがって成績も上がるはずですがそういった相関関係はなく、むしろタイムランクDあたりがちょうどいいというよくわからないことになっている。

相関関係が見られるのは最もタイムランクの低いEだけは回収率は低いという点で、これは絶対買ってはいけないレベル。

あとデータ上は前走SL(スローペース)で勝ち上がった馬は買いと出ているけど理由をイマイチ定性的に説明しにくい。データの件数としては655件あるのでそこそこ信用はできると思うけど。

いくら表向きの数値が良く見えても説明できなければただの偶然じゃないの?となるので、そうなると実際に使えるデータとは言えなくなってしまう。

 

前走1着馬は取っ付きにくい

以上の理由により、前走1着馬は狙いどきがよくわからないという印象。

タイムが遅すぎてもダメだし速すぎても妙味がないから、じゃあ何を評価すればいいのか不明。だったら最初から買わなければいいんじゃないの~ってのが今の状態。

前走水準以下(タイムランクD)のタイムで勝っている馬のほうが成績が良いということは、ランク云々より勝った勢いを重視しろということなんだけどね。

あとは勝ち方を重視する方法。

試しにタイムランクDで前走上がり3F1位の馬だったらどうなるのか調べてみたら単勝回収率111.9%になった。

なるほどって思って、タイムランクCで前走上がり3F1位の馬だったらどうなるのか調べてみたら単勝回収率65.0%しかない。

難しすぎませんか。

よって最初の書いたとおりの方針になるという。


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