【先週の結果分析】タイムランクAで勝った馬の次走成績を調べてみた【回収率データ】

競馬_理論

タイムランクについて

先週の結果分析はグリーンチャンネルで放映している番組です。

その名の通り、前週の中央競馬のレースを分析する番組で、その中でレースごとに時計の価値を表したタイムランクを出しています。

評価はA、B、C、D、E、SL(スロー)の6段階に設定されています。

Aが一番高く、Eが一番低い評価です。

今回は、タイムランクAで勝った馬に注目し、当該レース以降の成績を調べてみました。

 

タイムランクAで勝った馬の次走成績

測定期間は2020年1月~2022年12月までの勝ち馬を対象にします。

期間中にタイムランクAで勝った馬、かつ、次走が存在する馬(海外・地方競馬は除外)は171頭。

 

基本データ

勝率:28.0%

連対率:43.2%

複勝率:51.4%

単勝回収率:88.7%

単勝平均配当:316円

複勝回収率:71.2%

複勝平均配当:138円

平均人気:2.53

 

人気データ

タイムランクA1着 × 次走1番人気 33-14-9/80 単勝回収率77.1%

タイムランクA1着 × 次走2番人気 9-9-2/34 単勝回収率95.5%

タイムランクA1着 × 次走3番人気 3-1-3/20 単勝回収率91.5%

タイムランクA1着 × 次走4番人気 1-1-0/14 単勝回収率83.5%

タイムランクA1着 × 次走5-8番人気 2-1-0/16 単勝回収率172.5%

タイムランクA1着 × 次走9番人気以下 0-0-0/7 単勝回収率0%

 

考察

タイムランクAで勝った馬を次走全頭買っても回収率は100%に遠く及びません。

平均人気を見てもわかるように、タイムランクAで勝ってしまうと次走人気になって妙味がないことが多いです。

それでも単勝回収率をそこそこキープできているのは重賞やG1の格上挑戦で穴をあけたケースが何個かあるからですね。

例1:グレナディアガーズ 未勝利⇒朝日杯の連勝 1750円
例2:シャフリヤール 毎日杯⇒ダービーの連勝 1170円

特に次走断然一番人気になるなら要注意ですね。10回中4回しかアタマでは来ません。

買う場合には何かしらの絞り込みや工夫が必要になります。

 

2022年タイムランクA勝利馬

数値面ではあまり良くない結果でしたが、馬券的に美味しくないというだけで、

タイムランクAで勝った馬のその後の出世率はかなり高いです。重賞馬がゴロゴロいます。

具体例をあげたらきりがないので割愛しますが、覚えておいて損ないと思います。

以下は2022年タイムランクA勝利馬一覧です。

日付 勝ち馬
220108 デシエルト
220116 ウィングヘヴン
220122 クリーンドリーム
220129 リッキーマジック
220129 バトルクライ
220205 スマートラプター
220205 インディゴブラック
220212 ノットゥルノ
220305 サンクフィーユ
220306 バトルボーン
220312 ニューダイアリーズ
220313 タシット
220313 サブライムアンセム
220319 ハピ
220326 サトノレギオン
220402 ディパッセ
220410 パウオレ
220410 クロニクル
220417 ペイシャエス
220423 ヴァルツァーシャル
220430 ジュタロウ
220514 ビーナスローズ
220521 ロサロッサーナ
220528 マッドクール
220529 ドウデュース
220612 サンライズアムール
220612 ダイシンビヨンド
220618 ブラッティーキッド
220619 メンアットワーク
220619 パラレルヴィジョン
220619 ウォータールグラン
220619 ママコチャ
220625 サンライズアリオン
220806 ドゥーラ
220807 サトノゼノビア
220807 ベッラアルバ
220814 ケデシュ
220820 ヤマニンウルス
220827 ペリエール
220828 ウィルソンテソーロ
220904 ペースセッティング
220904 トップナイフ
221016 レッドミラージュ
221022 サンライズアムール
221112 エンペラーワケア
221127 タスティエーラ
221203 ミッキーカプチーノ
221210 サトノテンペスト
221211 トクシースタローン

 

2023年個人的注目馬

まだ重賞を勝っていない馬で今後活躍が予想される馬をピックアップします。

・デシエルト:ダートで未だ底見せず。

・サンクフィーユ:キャリア3戦。順調なら。

・マッドクール:目下4連勝中。スプリント路線をにぎわせそう

・パラレルヴィジョン:キャリア4戦で負けは神戸新聞杯のみ。

・ママコチャ:遠からず重賞は取るでしょう・・・

・ヤマニンウルス:圧倒的なパフォーマンスの新馬戦は印象的。ホームランか三振か・・・

・ウィルソンテソーロ:ダートで4連勝。どこかで重賞は取れる。

・タスティエーラ:1戦1勝。クラシックに乗ってほしい

・ミッキーカプチーノ:ホープフルSは色々と条件がきつかった。春の主役かも

 

追記:2走後と3走後の成績も調べてみた

以下の記事に書きました。

【先週の結果分析】タイムランクAで勝った馬の2走後・3走後の成績を調べてみた【回収率データ】 – 競馬de人生セミリタイア (jinsei-semi-retired.com)

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