【プロスペクト理論】複勝はリスクヘッジにならない。単複をおすすめできない理由

複勝はリスクヘッジにならない

結論:単複なんて買うべきではない。単勝なら単勝、複勝なら複勝で。

これはあくまで長期的に勝ちたいと思っているならって話で、そうじゃない人は別に好きにやればいいと思う。

 

ってことで本題にいくと、プロスペクト理論を知っているだろうか。

もし競馬で勝ちたいなら基本的な知識になるのでまずは知っておいたほうがいい。

改めて説明するのはめんどくさいので参考記事(wikipedia)を貼っておく。

 

多少意味合いは異なるが要するに「人は利益より損失に敏感」ってことで理解すればOK。

 

以下のような3パターンがあったとき、もっとも得をするのが①で、もっとも損をするのが③だってことは誰でもわかると思う。

①単勝1万円的中、複勝1万円的中・・・買った馬が1着の場合

②単勝1万円ハズレ、複勝1万円的中・・・買った馬が2,3着の場合

③単勝1万円ハズレ、複勝1万円ハズレ・・・買った馬が4着以下の場合

 

一見②がよさげに見えるけどそれは狙った馬が2,3着にくるという前提での話であり、目先の利益の話であり、プロスペクト理論がわかっていれば危険な買い方だってことがわかる。

 

単勝も複勝も外れても顔色一つ変えることなく、常に同一金額を投資できる人なら別にいいと思う。

でも人間だからそれがなかなかできない。理論ではわかっていてもできないのが人間。

競馬には理不尽な負けがつきものだから、当たる前提でコトを進めると絶対に破綻する。

複勝は的中率を重視した馬券であり、基本的にオッズが低いから、ハズレるとお金的にもメンタル的にも非常にダメージが大きい。

負けを取り返そうとして熱くなって死亡するのがオチ。

 

なぜそれが言えるかというと幾度も自身で経験していきたから。

何10万も勝負していきたからである。

それで負けてきたからである。

マーチンゲールなんてご法度だよ。

 

ギャンブルなんてのは短期的にみれば勝つときは誰でも勝てるものである。

度胸と根性でドカンと大きく金額張るのも、冷静に考えればすごいことでもなんでもない。

客観的にみれば自分の弱さを露呈しているだけ。

 

真の漢は、淡々とルールを守ることだけを徹底し、ハナからそんな勝負はしない。

本当に差がつく部分は的中率でも何でもなく、負けたときの行動の差。

負けて熱くなったら試合終了。

人間として、男としても終わってるくらいに思ったほうがいい。

 

そこまでわかっていてなお単複がいい信じるならそれはそれでいい貫けばいいと思う。

 

複勝を買うと予想に甘さが出る

アタマまであるか?を予想するのと、

2,3着ならあるかも・・と

予想するのではスキームが全く異なる。

 

単複を買っていると、間違いなく無意識に予想に甘さが生じる。

確率(的中率)を重視したくなってくる。

これもまた人間だから当たり前な感覚であり、

単勝だけ買ってもし狙った馬が2,3着にきたら「もったいない」という感情が生まれるのはごく自然。

 

でも最初から単勝しか買わないと決めてかかれば、腹をくくれば、

(全くその感情が生まれないといったら嘘になるのが少なくとも)迷いはなくなる。

 

投資やギャンブルで勝つには、イコール、迷いを無くすってことでもある。

迷いの原因は何?

それは100%自分の感情から生まれるもの。

 

私たちの多くはプロの投資家でもない一般人である。

だからできないものはできない。

 

一方で、勝つためには自分をコントロールしないといけない。

しかしながら、↑でも言ったとおり、もったいないなどという感情は結構本能的なものであり、全く0にするってのは難しいから、実際には完全にコントロールできない。

 

大事なのは、コントロールできないことに対して無理にコントロールしようとするのではなく、

コントロールできる部分をコントロールすればいいという考え方。

 

単勝なら単勝だけ買う。これは訓練次第でコントロールできる。

信念を持てばできる。

 

自信は何から生まれる?

検証とアウトプット以外に方法はない。

だったらやることは決まっている。

予想ロジックに自信を持てってことだ。

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